Celloのアレコレ

チェロとは

 

チェロは、ヴァイオリン属の弦楽器の1つで、

正式名称は「Violoncello (ヴィオロンチェロ)」といいます。
よく小さなお子様に、『大きなヴァイオリンだ!』と言われますが、あながち間違いでも無いんですよ!構造はヴァイオリンと全く一緒で4本の弦が5度づつの音程差で張られています。右手に「弓(木の棒に馬の尻尾の毛を張った)」を持ち、弓を弦に擦った振動を増幅させて音が出る仕組みです!左利きの方でも、弓は右手に持ち演奏します(ちなみに佐藤も左利きです!)

 

楽器の入手方法

チェロを始めるには、先ず楽器が必要ですよね。
楽器はレンタルか購入のどちらかですが、購入される場合には、是非修理などもしている弦楽器専門店にて購入されることをお勧めします。大手楽器店でも勿論構わないのですが、楽器の知識や扱いを詳しく知らない場合もあり(例えばヴァイオリンはわかるけどチェロはわからない等)、修理の際、診断に時間がかかる場合も。その後のメンテナンスも考えると弦楽器専門店の方が安心です!

 

弓は基本的に楽器とセットではなく別物ですが、低価格の楽器の場合はセット販売や、お店でセットにしてくれる場合もあります。

お子様や身体の小さな方には、ヴァイオリンの様に、分数楽器と言って小さいサイズのチェロがあります。

成長に合わせてある程度買い替えが必要ですが、順番に全てのサイズが必要なわけではありません。
身長を目安として楽器サイズを決定します。

4/4(フルサイズ) 、7/8 ~155cm、3/4 ~135cm、2/1 ~125cm、1/4 ~135cm、1/8 ~125cm、1/10 ~105cm


●弦楽器店で購入!

 

1.まず予算を検討しましょう

       必ずしも安い楽器が悪いとか、高いから凄く良いと言う訳ではありません!

  ↓
2.弦楽器店に在庫の問い合わせ、訪問日等を相談しましょう
  ご予算に見合う楽器が、店舗にない場合も。

       ↓
3.弦楽器店にて試奏、いよいよ選定です

       ご予算前後の複数台試奏すると雰囲気がわかると思います

     (選定に不安がある場合はお手伝いします:要・交通費)

  ↓
4.気に入った楽器があれば購入です!
  見つからなければ他店などで探すこともあります


●チェロって大体おいくら万円?
チェロを初めて弾かれる方もちゃんとした楽器を手に入れましょう!

楽器本体と弓、合わせ約30万円前後~とお考え下さい。
勿論その上は、数百万円〜高級車や家が買えるくらいまでの楽器もあります。

 

●ケースは?

ケースには、ハードケースとソフトケースの2種類があります。

・ハードケース

電車等の乗り物で移動するなら、ハードケースがお勧めです。

少し重ための5kg程度で数万円のものから、軽くて丈夫なカーボン製で数十万するものまで様々です。

・ソフトケース
車などでレッスンやアンサンブルに出かけるだけであれば、ソフトケースでも充分だと思います。
大よその値段は2万円前後ですが、弓を入れるための弓ケース(約1万円程度)が必要です。

●メンテナンスは必要?
チェロのメンテナンスで1番多いのは、弦と弓の毛の交換です。

使用頻度にもよりますがアマチュアの方でも、半年に1回、交換をお勧めします。

床屋さんや美容院に行くのと同じで、放っておくと雑多な感じの音になることも・・・?!

余談ですが、メンテナンスの際に、楽器の扱いについて質問すると職人さんが丁寧に教えてくださいますよ。

弦楽器は決して安くはありませんよね、でも大切に扱う事で「楽器の方が長生きする」
とも言われるくらい長く使用することが出来ます。
技術と共に楽器本体の音色の変化してきます、演奏と共に楽器の成長も弦楽器の楽しみの1つですね!